Final Cut Pro Xでは、基本的にこのような流れで制作を進めます。
手順は前後する場合もありますが、参考にしてください。
Videoの作成に必要な素材を準備します。
撮影した動画、イラストや写真などの静止画、BGMや効果音などの音声ファイルなどを、必要に応じて準備します。
>> 素材ファイルの読み込み <<
イベントやプロジェクトを管理するライブラリを作成します。
ライブラリは、「ムービー」ファルダ内に「ライブラリ名.fcpbundle」というパッケージとして作成されます。
編集状態などを保存するファイルですので、誤って削除したりすることのないように注意してください。
取り込んだ素材を管理するためのイベントを作成します。
イベントは複数のプロジェクトで使用できます。
初期設定では、取り込んだファイルは「ムービー」フォルダ内の「ライブラリ名.fcpbundle」というパッケージ内にコピーされます。
コピーせずに取り込むこともできますので、制作に使用するPCに空き容量が少ない時は、適宜、設定を変更してください。
イベントに読み込んだファイルを編集するためにプロジェクトを作成します。
プロジェクトの設定が出力するムービーの設定になり、1つのプロジェクトが1本のムービーとして出力されます。
また、プロジェクトは、複合ムービーとして他のプロジェクトに使用できます。
>> プロジェクトの作成 <<
タイトルムービーやテロップ素材を、必要に応じて準備します。
Final Cut Pro X のタイトル機能を使用して作成したり、Motion で作成します。
ムービーの音声を書き起こす場合は、Voyagerx社が「Vrew」(https://vrew.voyagerx.com) というツールを無料で公開してくれているので、活用してみましょう。
プロジェクトのタイムライン上で映像クリップや静止画などを並べ、採用部分以外を切り取って編集します。
BGMや効果音などもタイミングを合わせて配置します。
ドラッグ&ドロップで追加して、タイミングを調整することができます。
映像の切り替え部分などにトランジションを挿入します。
トランジションとは、映像の切り替え部分でフェードアウト&フェードインさせたり、ワイプなどの効果を付与することです。
また、映像や音声ににエフェクトを適用し、色調補正や合成、ノイズ除去などの効果を付与します。
タイトルやテロップ、エンドロールなどをタイムラインに配置または映像上に合成します。
編集の終わったプロジェクトをムービーファイルやメディアに書き出します。
映像の書き出しは、メニュー上では「共有」と表記されています。
YouTubeやVimeo、Facebookなどに直接アップロードすることもできます。