高濃度カカオチョコレートでアンチエイジング!

カカオを食べて期待できる嬉しいモノ

さまざまな研究結果から、カカオが美容にも健康にも良いことがわかってきて以来、高カカオ含有商品が販売されるようになりました。

しかしその一方で、カカオにどのような効果があるのか、具体的に知っている人は少ないのではないでしょうか。
まずは、カカオポリフェノールに期待できるアンチエイジングについて詳しくご紹介します。

血液をサラサラにして、血管をしなやかにする

カカオに含まれるカカオポリフェノールには、血流を改善したり、血管をしなやかにする作用があるといわれています。
そして、カカオ含有量の高いチョコレートほどその効果は高いのだそうです。
また、チョコレートをよく食べる人は循環器病の死亡率が低いことも明らかになっています。

血圧を低下させる

加齢などによって高血圧になる人は意外と多く、そんな人にとってカカオの持つ血圧を低下させる効果は大変魅力的です。
国内外のさまざまな研究・実験の結果、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートをある程度摂取することによって血圧を低下させることがわかっています。
血圧を低下させる割合は、血圧が高い人ほど高く、中には高血圧が改善されたという実験結果もあるようです。

便通を良くする

チョコレートには食物繊維が豊富に含まれているほか、便のかさを増す効果があるカカオプロテインが豊富に含まれています。
そのため便通を改善する効果もあります。
このカカオプロテインには、便の色を改善したり、排便回数を増やしたり、腸内フローラを調整する効果があるといわれています。
便秘は、腹痛や肌荒れを引き起こすだけでなく、大腸ガンにつながる危険性も指摘されているので、できるだけ早期に改善することが大切です。

血糖値の上昇を防ぐ

カカオは、血糖値の上昇を抑える効果が期待できるといわれています。
そのためカカオ食べることは、ダイエットやアンチエイジング、糖尿病予防などに効果が期待できる可能性があるということになります。

冷え性の改善

カカオに含まれるカカオポリフェノールには、手足の体表温度を下げにくくする作用があるといわれています。
そのため冷え性の改善にも効果が期待できます。

認知症の予防

年齢を重ねると学習能力や記憶力が低下します。
これはBDNF(脳由来神経栄養因子)という神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進する物質が加齢によって減少していくことが関係しています。
このBDNFは、カカオを食べると上昇して認知機能を高めることが明らかになっています。
そのため認知症の予防にも効果が期待できます。

美肌効果

カカオに含まれるカカオポリフェノールには、赤ワインよりも強い抗酸化作用があります。
そのため肌や身体の酸化を防ぐことによってアンチエイジング効果が期待できます。
また、カカオポリフェノールには角質の水分量を保ったり、紫外線を浴びることによって肌が炎症を起こすのを抑制したりする作用があるといわれていて、美肌効果が期待できます。

歯周病や口臭の予防・改善

カカオポリフェノールは歯周病菌を減少させる働きが期待できるといわれています。
ですから、日本で約8割の成人が罹患しているとされる歯周病にも、カカオの摂取は効果的でしょう。
また、カカオポリフェノールは、口臭対策にも期待できます。

どんな種類のチョコをいつ、どれだけ食べればいいのか

では、どんな種類のチョコをどれだけ食べるのが効果的なのでしょうか。

先にご紹介した効果を求めるなら、カカオ含有量が70パーセント以上の高濃度カカオチョコレートに限るようです。
カカオの含有量が多くなれば多くなるほどより嬉しい効果を実感できる可能性が高くなりますが、その分、味に苦味が増し、食べにくくなる傾向にあります。

また、カカオ含有量が多いと、それに含まれるカフェインや脂質が多くなり、アレルギーを起こすこともあります。
そのためカカオが、含有量が70%程度のものを少量から食べ始めるのがおススメです。
また、できるだけ添加物が含まれていないものを選ぶのがポイントになります。

カカオ100%のカカオマスをもとに、自分に合った味のものを作ってみるのもいいかもしれません。
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次に量についてですが、いくら美容や健康に嬉しい効果があるといっても食べ過ぎは厳禁。
一般的にはさまざまな研究や実験の結果、1日、5回程度に分けて、5gずつの高カカオチョコレートを食べるのが効果的であるといわれています。
また、この程度の量の摂取であれば、健康な人ならメタボリック症候群を引き起こしたり、体重やBMIの増加を招いたりする可能性が低いのだそうです。

ちなみに、一般的な板チョコは、半分で約25グラムなので、1日分の推奨量に相当します。
また、個別包装されている商品もあるので、いろいろと探してみるのも良いでしょう。

それから、高濃度カカオチョコレートを食べるタイミングも重要です。
血糖値の上昇を緩やかにする作用を考慮して、食事の前に食べるのがおススメです。

まずは、4週間ほど続けてみましょう